工場の生産管理などでDouble3を活用│光明理化学工業様の利用事例
光明理化学工業様でDouble3を活用されている様子
弊社(iPresence)からDouble3を導入していただいた、光明理化学工業様は、約2,500㎡の製造工場に1台のDouble3を稼働させています。主に生産管理や品質管理、安全管理などで利用されており、他部門から利用拡大の声も挙がっているようです。Double3を有効的に活用して、生産性の向上や、業務の効率化を実現できている事例として紹介します。
検知器の老舗企業「光明理化学工業株式会社」
1947年に設立した光明理化学工業株式会社は、主に検知器やケミカル製品などを製造・販売しており、官公庁などの職場・労働環境の安全と、一般家庭の安心な暮らしに深く関わってきた企業です。
会社設立時から製造している北川式ガス検知器は、多くの官公庁や企業に導入されているので、知っている方も多いのではないでしょうか。
神奈川県川崎市に本社を構え、製造工場として福島県に会津光明株式会社があります。
Double3を導入した理由
Double3導入前は、本社(神奈川)から工場(福島)まで5時間の行程を、管理者が月に2~3回ほど定期的に訪れていました。
もともとの移動の負担と、コロナ禍による移動制限も重なり、遠隔での管理の方法を模索していたところ、Double3が目にとまったそうです。
また以前福島県で地震が起きた時に、担当者による早急な機器の確認作業ができなかった課題が、Double3により解決できる確信が持てたという理由もあります。
Double3は工場でどのように活用されているか
光明理化学工業様でDouble3を活用されている様子
担当者はDouble3をアバターとして、工場にテレポートすることで遠隔管理が可能となり、訪問回数が大幅に減りました。光明理化学工業様の主な活用方法はこの3つです。
新製品の引継ぎ
新製品の引継ぎ時は、あらかじめ作業手順書を共有しておき、現場ではDouble3から作業手順をレクチャーしていきます。
Double3は主体的に移動して、話したい作業員の近くで的確な指示ができるので、遠隔管理でこと足りることが多いです。
定期的な巡回
Double3は工場内の全ての場所と作業員にアクセスができるので、平時の定期巡回に活用しています。
メンテナンスや軽微な機器トラブルは直接訪れずとも、Double3の遠隔操作で収拾することが多いです。
緊急時の対応
光明理化学工業様でDouble3を活用されている様子
機械の故障などのトラブル時は、緊急措置として一時対応にDouble3を使います。
遠隔措置で対応できないときは、担当者が工場に直行しますが、現場があらかじめ確認できているので、到着時に迅速な措置が施せます。
Double3の活用で心がけていること
担当者がDouble3の使用で心がけていることは、作業員に監視のストレスを与えないことです。
Double3で巡回するのは日時を決めて、あらかじめ作業員に周知させています。基本的に30分ほどの巡回で、長時間の稼働はしていません。(新製品の引継ぎ時は4時間になることも)
通常時はDouble3の画面を壁側に向けており、なるべく作業員に緊張感を与えないように配慮しています。
【担当者の声】Double3を導入してからの変化と今後の課題
光明理化学工業様でDouble3を活用されている様子
光明理化学工業の担当者から、製造工場の管理でDouble3を導入したことによるメリットと課題点を伺うことができました。
【メリット】Double3を導入して得られたもの
担当者はもともと定期的に工場に足を運んでいたので、リアルでもDouble3でもコミュニケーションの取りやすさはほとんど変わらなかったそうです。担当者のアバターとして「そこに存在」しているので、片道5時間をかけて移動する手間が省けました。
生産管理の場面でも、見たいところはカメラのズーム機能を使って、肉眼でも見えにくい部分を映像として捉えてくれるので便利です。
設備の故障時は、Double3で現場作業員に指示することで対応できた事例もありました。
Double3の導入で物理的な移動が減少!今後は活用範囲を拡大!
Double3
Double3を製造工場へ導入した光明理化学工業様は、遠隔のみで完結する作業が多くなり、現場へ移動する手間が大幅に削減されました。
もともと担当者が、現場で良好な人間関係を構築していたので、Double3に変わることへの現場の動揺はありませんでした。ロボットといえど人間のアバターなので、コミュニケーションの大切さを忘れてはいけません。
今後は、内部監査や工場見学などへの活用、さらにはISO維持審査などの外部監査にも利用拡大を検討しているということです。
iPresenceはtemiやOhmniなど多様なテレロボットの取扱い、ならびにシステム開発を行っており、企業様に合わせたソリューションを提供できます。
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https://ipresence.jp/casestudy/cs-202202-1/