キヤノンの高性能リモートカメラ「CR-N700」を搭載した自律移動ロボット「temi Platform」(左)

iPresenceは、自律移動ロボット「temi Platform」にキヤノンの高性能リモートカメラ「CR-N700」を搭載し、ケーブルレスでリモートコントロールが可能な新しいソリューションを考案しました。この革新的な技術は、2024年11月13日〜15日に開催された、音と映像と通信のプロフェッショナルが集まる「Inter BEE 2024/幕張メッセ」で初めて展示され、多くの来場者から注目を集めました。

「CR-N700」は、4K60P対応、高精度な自動追尾機能(瞳検出・頭部検知AF)、光学15倍ズームを備えたリモートカメラで、クリアで滑らかな映像撮影を可能にします。今回の展示では、temi Platformの自律移動機能と搭載したキヤノンのリモートカメラの自動追尾機能を合わせて、来場者の方々に実際に体験していただき、リモート操作技術の進化と活用可能性を実感いただきました。

Inter BEE 2024での展示を通じて、iPresenceとキヤノンマーケティングジャパンは、自律移動ロボットと高性能カメラ技術とリモートコントロール技術の融合がもたらす新たな価値を提示しました。今後も、最先端の技術を活用した新しいソリューションを提供し、多くのお客様に新たな可能性をお届けしていきます。

  • キヤノンマーケティングジャパン 

リモートカメラ CR-N700(製品ページ)

https://canon.jp/biz/product/camera/pro-imaging/remotecam/lineup/crn700

  • iPresence

自律移動ロボット temi Platform(PDFダウンロード)

https://drive.google.com/file/d/1tBh20ZpjyHLSgj4Eqaw_2lz8jETFOWi1/view?usp=drivesdk

自律移動ロボットとリモートカメラの活用例

今回展示したソリューションは、高性能リモートカメラと自律移動ロボットとリモート操作の組み合わせによって、以下のようなさまざまな分野での活用が期待されています:

1.イベント会場でのライブ映像配信

自律移動ロボットが動きながら会場の様子を撮影し、複数の視点からライブ映像を配信することで、視聴者により臨場感のある体験を提供します。足元が平らであることが条件になりますが、高度な撮影技術が必要とされない業務に関して遠隔化することや、1人で複数台のカメラを操ることが期待できます。

2.工場の遠隔巡視・点検

広範囲の工場内をロボットが自律移動しながら、高性能リモートカメラを使うことで、人の目で直接見るよりも詳細な設備の状態確認や異常検知をリアルタイムで行うことで、作業の効率化と安全性の向上を実現します。

3.ショールームの遠隔来場・案内

顧客が遠隔地からショールームを訪問する感覚で製品や展示を確認でき、オペレーターも遠隔参加によるリアルタイムの案内が可能になります。高性能リモートカメラは展示物の色味や色温度などを精度高く魅力的に顧客へ見せてくれます。

4.教育現場での遠隔授業や授業配信

ワークショップなど自由度が高い授業の際に、自律移動ロボットを教室内で移動させながら講師や生徒がブレストで書き出した付箋やポスターを鮮明に視認したり、会話に直接参加するなど、リモート授業参加の質を向上させることが可能です。

5.サーバールームでの遠隔監視

サーバールーム内をロボットが巡回しながら、リモートカメラを用いてラックや計器や配線の状況を監視することで、異常を早期に発見し、対応を迅速化します。

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