ビジネスや観光など多くの業界で注目されているMICE(マイス)。リモートプレゼンスのパイオニア企業として早期からMICE領域に参入していたiPresenceは、ビジネスイベントでどのようなソリューションを提供できるのでしょうか。

この記事ではMICEとは何か、MICEに関連するiPresenceの実績などを紹介。リアルとフィジカルが融合したクロスインハイブリッドイベントも詳しく説明します。

MICEとは?ビジネス戦略で重要な交流イベント


MICEとは、Meeting(企業系会議)、Incentive Travel(報奨・研修旅行)、Convention(国際会議)、ExhibitionまたはEvent(展示会・イベント等)の頭文字から成る造語で、多くの集客交流が見込まれるビジネスイベントの総称です。

ビジネスでは企業の技術やソリューションを紹介する展示会や見本市、政治的には国や都市の競争力の向上などを目的としてMICEが活用されます。参加団体は国際的な政府機関や全国の先進企業などイベントの趣旨によって異なり、大型のイベント会場で大規模に開催されることがほとんどです。

MICEは集客力や経済波及効果が大きいため、ビジネスや観光などの業界で重要なイベントとされており、MICE誘致やMICE活用へ積極的に動く団体は増えています。世界全体の国際会議の開催数は増加しており、日本でも2019年の国際会議開催件数は527件と盛況でした。

2020年以降は新型コロナウイルス感染症の拡大で、統計データが発表されていませんが、大型のイベントや国際会議の開催方法に検討の余地が生じたことに違いありません。現在のMICEはリアルだけでなく、リモートやバーチャルのテクノロジーを取り入れた新しいイベントの形が創出されています。

クロスハイブリッドイベントで先進的なMICEを実現


iPresenceはフィジカル空間とサイバー空間をシームレスに連携構築した、クロスハイブリッドイベントを実現することが可能です。創業当初からロボティクスやテレプレゼンス技術の開発を行ってきたiPresenceは、MICEのような大型のイベントで先進的なソリューションを提供することができます。

・創業手帳にも新進の注目企業として紹介されました。
https://sogyotecho.jp/news/ipresence_interview/

iPresenceが提唱するクロスハイブリッドイベントとは、リアル空間で開催されるイベントに、テレロボ(テレプレゼンスアバターロボット)や仮想空間(メタバース)などのテレプレゼンス技術を融合するソリューションです。

・クロスハイブリッドイベントの詳細はこちらをご覧ください。

コロナ渦で急激に遠隔コミュニケーションツールが一般に浸透しましたが、遠隔でのイベント参加にコミュニケーションの取りづらさを感じる人は60.3%と半数以上いるのが現状です。通常のテレビ電話やオンライン配信では、リアル参加で得られる特別な体験が損なわれてしまいます。

iPresenceはリアル+オンライン+テレロボを組み合わせることにより、遠隔でのイベント参加に自由度、没入感、存在感を与える次世代のイベントを実現しています。temiやDouble3などのアバターロボット(テレロボ)に乗り移り、イベント会場を遠隔参加者の意思で自由に動き回ってリアル参加者とコミュニケーションが可能です。

・temiで海外からの遠隔商談(日本の食品輸出EXPO)

クロスハイブリッドイベントでは、参加者だけがテレロボを操作するのではなく、出展者もテレロボを活用した事例も。遠く離れた会場に足を運ばずとも、来場者に自社のプレゼンテーションができます。また、別途専用カメラで会場内をデジタルツインとして三次元記録することもできるので、出展者も満足度が高いです。

・出展者のテレロボ利用事例(淡路瓦工業組合)

学識者が集う学会・シンポジウムなどでもテレロボが活用されています。アカデミックなイベントでのテレロボ導入は事例としては多く、チャレンジングな学識者たちはまずは試してみようと、先進的な遠隔コミュニケーションツールを導入する流れが全国に広がっています。

・iPresenceがDouble Roboticsを提供した事例がこちらです。
https://news.yahoo.co.jp/byline/yukiigarashi/20141211-00041418

クロスハイブリッドはMICEだけでなく身近なイベントにも活用されています。海外から家族の結婚式に参加したい希望をテレロボで叶え、まるでそこにいるようなリモートエクスペリエンスを実現することができました。

・temiで海外(南アフリカ)から弟の結婚式に参加した事例もあります。(詳細はお問い合わせください)

MICEに関わるiPresenceの実績


テレプレゼンスやロボティクス、DXなどの先進テクノロジーをMICEに取り入れてきたiPresenceは、次世代のイベントのあり方の提唱者として各業界から注目されており、多くの登壇依頼を受けています。またそのソリューションを実際に見て体感できるように展示も行ってきました。

・MICEビジネス実践講座での登壇
https://business.yokohamajapan.com/mice/img_data/WH-NEWPDF176_1.pdf

・第17回MICEイノベーション研究会 実証事業の採択企業成果発表会での展示
https://www.congre.com/news/20220316-13377/

新型コロナウイルス感染拡大により非接触、遠隔化が一気加速。特に飲食や会合をともなうホテル・ブライダル業界は大きな打撃とともに変革を迫られる時代がやってきました。iPresenceの強みであるテレポートコミュニケーションの技術は、感染拡大防止の観点からも多くの業種から求められています。

・交流の未来DX(八芳園主催)での登壇

次世代のイベントのあり方を提唱するiPresence代表クリストファーズは、リアルでの登壇だけでなく、海外から大型ディスプレイを介して登壇することも。常に新しいアイディアの実践・ソリューションの提案をし続けています。

・神戸商工会議所 第17回DXセミナー 大型ディスプレイでの登壇

MICEは国際的に競争力の高い都市や企業を創出するために欠かせないものとして、国や都市は積極的にMICE誘致やイベントを開催します。その中の一つとして、東京観光財団の「次世代型MICE実現に資するテクノロジーの公募」をiPresenceが正式に受託しています。

・次世代型MICE実現に資するテクノロジーの公募についての採択
https://www.nri.com/jp/service/mcs/koubo/mice_promotion_2022

本案件の公募では厳正な審査が行われ、容易に採択されることはありません。高いパフォーマンスを発揮できるか、期待に応えることができるかということが問われる中で、iPresenceが受託とその履行ができていることは大きな実績といえます。

iPresenceは先進テクノロジーと遠隔コミュニケーションのパイオニアとして研究開発も行っており、外郭団体からの研究を請け負うこともあります。360度配信のアプリケーションやテレロボからの街中のリアルタイムのデータを利活用する技術など新たなソリューションとしての提供をされる日は遠くありません。

MICEで活用できるiPresenceのプラットフォーム

中~大型のビジネスイベントのMICEで活用できる、iPresenceが提供するプラットフォームを紹介します。
豊富な種類のテレロボを扱うと同時に、アプリケーションの開発も行っているiPresence。Taas(Teleportation as a Service)の概念のもとにリアルとバーチャルのシームレスなインターフェースを構築しています。

テレポートコミュニケーションに関わる豊富なプラットフォームを取り扱うことによって、多様化するユーザーニーズに応えるソリューションを提供可能です。

Airmeet(エアミート)


参加者の多い大規模なオンラインイベントに特化した2Dのコミュニケーションプラットフォーム。全体へのウェビナーの表示や、テーブル席のソーシャルラウンジで参加者同士のコミュニケーションが可能です。
手上げやチャットでの絵文字などリアクション機能も豊富。ソフトウェアをダウンロードする必要がなく、URLのクリックだけでイベントに参加できます。
ホストは録画やログの集計が可能で、優位にイベントをコントロール。小規模なミートアップから大規模なサミットまでできるオールインワンの遠隔イベントツールです。
https://ipresence.jp/airmeet/

vFairs(ブイフェアーズ)


大規模な国際会議や学会などの開催実績が豊富なVIPに向けたイベントプラットフォーム。ハイブリットとバーチャルの両方のイベントの主催に活用されています。
3Dメタバースの画面デザインですが、操作は誰でも取り扱える2Dの平面操作仕様。画面をクリックするだけでメイン会場や交流ラウンジに移動できます。
バーチャル環境のデザインは要望に合わせて自由に変更でき、看板や背景の景色などをイベントのブランディングに合わせて仕様変更が可能。またオンライン参加者に楽しんでもらえるミニゲームを追加できたりと要望にフレキシブルに対応ができます。
https://www.vfairs.com/jp/

【iPresenceのMICE】大規模なクロスハイブリッドイベントをトータルでサポートできる

以上のようにiPresenceは、既存のサービスやプラットフォームを活用して、ハイブリッド&オンラインイベント開催中・開催後に関わりあえる場所の提供ができます。イベント開催で実現したいこと、ブランディングに合わせて最適なソリューションを提供できるように、豊富な手段を取り揃えています。
iPresenceは中~大型の次世代型クロスハイブリッドイベントを実現するために、パートナー企業との連携体制を整えています。ロボティクス、映像、通信など複数のテクノロジーを融合し、イベントの中に溶け込むようにトータルのマネジメントサポートが可能です。

MICE活性に向け、テレロボ導入やハイブリッドイベントをご検討であればお気軽にお問合せください。