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iPresence導入事例:オフィス出勤をテレロボで!状況把握と存在感で業務円滑化に手応え有り

導入事例:オフィス出勤をテレロボで!状況把握と存在感で業務円滑化に手応え有り

導入ロボット 
temi V3 × 1台、Double3 × 1台
導入企業
情報通信サービス会社
従業員数
50~100名
導入目的
テレワーカーのプレゼンス向上、テレワーカーとオフィスメンバー双方の生産性向上
テレワーク勤務の課題

・オフィスメンバーと一緒に働いている感覚が不足していた
・固定タブレットでのテレビ会議接続では周囲の状況が把握できなかった
・チームの中心的存在として、もっと活躍して組織生産性を高めたかった
 
解決策

・テレロボ「temi V3 」「Double3」 を会社に導入
・メインの連絡ツールをテレビ会議からテレロボに切り替え
・テレロボの画面にはテレワーカーの顔を映し、リアルな存在としてオフィスメンバーが感じられるようにする
結果

・オフィス内を自由に話して動き回れることで、オフィスメンバーにテレワーカーの存在を感じてもらえるように
・コミュニケーション不足を解消でき、テレワーカーとオフィスメンバー双方の満足度が向上
・社内の情報収集が行いやすくなり、組織生産性が向上

 

______ テレロボ temi V3・Double3の導入には、どのような経緯で検討をされたのでしょうか?

テレロボ導入前は、オフィスの固定デスクにiPadを設置、テレビ会議ツールGoogle Meetでテレワーク用ノートPCとオフィスiPadを1日中接続していました。映像と音声によるリアルタイムのコミュニケーションはできましたが、デスクの上に固定されているiPadでは、「出勤中であること」や「そこに存在していること」がオフィスメンバーに認知されにくく、声と表情以外で自分の意思を表現できないというジレンマがありました。そういった背景で「オフィスメンバーとのコミュニケーションをより円滑にする」ためのツールを探していました。

______ 他には、どのような問題を感じていたのでしょうか?

デスクに置かれているiPadでのオフィス会議参加では、複数人で議論が進行した際に中々発言のタイミングが掴めず、不便でした。また、オフィスメンバーとの個別テレビ会議の際は、Slackで今話せる状態か確認してからテレビ会議を立ち上げていました。その時に、円滑なコミュニケーションのためには「依頼したい部署の雰囲気」「オフィス全体の様子」「依頼したい人の物理的な業務状況」を確認してから話しかけるという、オフィスに現地出勤していた時は何気なく行えていたことが、仕事を円滑に進めるために重要だったことに気づきました。そして、日を追うごとに、行動を起こす際の心理的ハードルが高くなっていきました。しかし、業務の成果を高めるためには、複数のオフィスメンバーと円滑に話をする必要があり、テレワークの限界を感じていました。

______ テレロボ導入後は、テレワークは快適になりましたか?

はい、オフィスの変化を把握することはもちろん、上司や同僚の様子も一目で分かり、話しかけ易くなったので組織としての生産性も向上しました。加えて、仕事以外の雑談も増えました。例えば、今までは同僚から「オフィスの共有スペースに飾っている作品が新しくなった」など業務以外の話をされても「どうせ自分は見に行けないから」と諦める癖が付いていましたが、自由に見に行けるようになったので、話題にも参加しやすくなりました。テレワーク中も、しっかり存在を認知されていると感じられることが嬉しいです。また、狭い通路でも走行できたり、方向転換も簡単なので操作性も問題ありません。オフィスメンバーから声をかけられたり、自分でも声をかけに行けることに、満足しています。

______ テレロボ利用は、どのような機材セッティングでしょうか?

会社から外部モニター1台が支給されました。テレワーク用ノートPCに外部モニターをつなぎ、デュアルディスプレイにして外部モニターにテレロボ操作画面を表示しています。テレロボ操作画面はWebブラウザ(Chrome)です。オフィスの人から話しかけられた際は、カメラを見ながら話すようにしています。オフィス側では、椅子を取り除いた専用デスクを用意してもらい、テレロボを配置しています。存在を感じてもらえるようなオフィス環境を、会社が配慮してくれています。また、充電切れを防ぐために基本は充電ドックに入れたまま業務を行っています。テレワーク中は常にテレロボに入るようにしているので「テレロボのモニターに顔が表示されていれば勤務中」と、オフィスメンバーも一目で分かり、「居る」という存在感を発揮しています。

 

まとめ


ここまでお読みいただき、テレロボを導入しテレワーカーがオフィスに自然に存在している状態になれることは、円滑な組織コミュニケーションを実現するために必要だと感じて頂けたかと思います。オフィスの様子をリアルタイムに知り、他の社員と繋がりながら働くことで、業務も円滑になり雑談も増え、何よりもテレワーカーの仕事における満足度が高くなることは、組織管理者には非常に関心が高いことでしょう。

しかし、A社がテレロボ導入で成果を出せた成功の背景には、「従業員を大切にする」という社風が大きく影響していると感じています。理念として掲げる会社は多いものの、実際にそれを具体的に実行できている会社は少ないのではないでしょうか。従業員を大切にする「手段」の1つとして、テレロボが活躍していけるよう弊社も引き続き提案してまいります。

今回、円滑な組織運営にはオフィスという「場所」に従業員が集まっていることが重要であり、ちょっとしたコミュニケーションが円滑に行われることが働き方や業務成果の改善になることを示しました。しかし、テレロボを導入したハイブリッドな働き方にはまだまだ可能性があります。リモートワークやテレワークの普及により、オフィスは必ずしも一つの場所に限定されるものではありません。複数の主要拠点にテレロボを設置することで、拠点間を自由に移動することが可能になり、拠点の垣根を越えて仕事をすることができます。これにより、拠点間のコミュニケーション不足も改善され、コラボレーションの推進により、新たな挑戦を可能にする多様性ある組織が実現されていくでしょう。さらに、社外のパートナー企業ともテレロボを通して交流することで、地域や国の枠を超えて新しいアイデアや視点を得ることができるかもしれません。

つまり、テレロボは単純な「在宅勤務の代替手段」ではなく、新しい働き方を可能にするツールであると言えます。テレロボを導入することで改善されるコミュニケーションや情報共有だけでなく、オフィス内外の環境や地域間の格差も解消されていく可能性があります。テレロボを通して、人間同士のつながりを大切にする企業文化の構築にも繋がるでしょう。テレワークは今後も広まっていく傾向にありますが、その中でもオフィスという場所の重要性や、コミュニケーションの重要性は変わらずアイデンティティを保つためにも、テレロボのような技術が活用されることで、新しい働き方が築かれていくと思います。


iPresence株式会社は今後もテレロボを通して新しい働き方の可能性を追求し、さらなる社会への貢献を目指してまいります。 これからもテクノロジーを活用した最先端の働き方に挑戦し、より多様で豊かな社会を実現するために尽力して参ります。

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