2023.05.29

6月23日開催！入院中の高校生の学習支援関連セミナー｜第20回AVATECセミナー

iPresence合同会社では一財）ニューメディア開発協会と協力してAVATARロボットの普及促進活動を行っておりますが、その一貫としてセミナー（参加無料）のご案内です。（iPresenceが提供するテレプレゼンスアバターロボットはこちら）

イベント概要

一財）ニューメディア開発協会主催のAVATEC（AVAtar TEleportation promotion Consortium 、AVATARテレポーテーション普及交流会、２０２１年１２月発足）の誰でも参加できる第２０回オープンセミナー（AVATEC-20）です。

セミナー終了後、ご希望の方には　篠原アドバイザとのメタバース上での個別の覆面面談（非公開）を順次実施します。希望者多数の場合は別途時間を再設定いたします。セミナー終了時に希望者を募り、メタバースへの入り方はその後にご案内差し上げます。

病気療養する高校生への教育支援の現状と課題

突然の入院、病気や治療えの不安や恐怖、学校と離れてしまう、孤独感。遠隔教育は入院する高校生の心を支える取組です。（以下、動画視聴後、元の入力のタグにお戻りください。）
関連事例動画視聴

　長期入院治療中の高校生の単位取得、卒業認定でお困りのお子さん、ご家族への参考として、京都市立桃陽総合支援学校でのアバターロボットの活用の実践事例紹介を交えたガイドブック紹介です。

　冒頭、京都女子大学　発達教育学部　教育学科　教育学専攻　教授　滝川国芳　氏より、「病気療養する高校生の教育支援の現状と課題」のテーマでご講演頂きます。

　高校生が、がん等の疾病により長期入院等した場合、在籍校を休学したり、退学したりせざるを得ないこともあり、また退院後の学習や生活に不安をいただくことが多いです。国の「第4期がん対策推進基本計画」（2023年3月）では、小児や高校生等のAYA世代のがん患者への取り組むべき施策として、「療養中に教育を必要とする患者が適切な教育を受けることができ環境の整備、就学・復学支援等の体制を行うこと、ICTを活用した遠隔教育について、課題等をあきらかにするため、実態把握を行うこと」を挙げています。
　セミナーでは、病気療養する高校生への教育支援の意義とこれまでの取り組みを紹介するとともに、今後の課題についてご紹介頂きます。　

医療現場から見た子どもの学校教育への参加意義

次に、京都府立医科大学　小児学教室　講師　宮地　充氏より「医療現場から見た子どもの学校教育への参加意義」のテーマでご講演頂きます。

　情報通信技術（ICT）の発達により同時双方向の遠隔授業が可能となり、病気療養のため通学が困難な生徒における学びの機会の保障に効果的であります。
　特に高校生については、院内学級の設置が現実的でないことから、遠隔教育の実施は、学びの機会を保障する手法として非常に有用であります。遠隔教育の実施は、単に進級、卒業を可能にするだけでなく、療養中の疎外感の軽減、復学の際の不安感の軽減といった効果があります。治療にも前向きに取り組む姿勢がみられており、遠隔教育の導入が病気療養中の高校生にもたらす変化について、医療の立場からご紹介頂きます。　　

ガイドブック紹介

　最後に、京都市立桃陽総合支援学校　校長　石原廣保氏からのご挨拶に続き、元同校教諭(医療教育連携アドバイザ)　篠原淳子氏より、「ガイドブック紹介」を紹介頂きます。

　がん等で長期入院療養することとなった高校生が、治療と高校生活を両立させるための支援について、京都市立桃陽総合支援学校と京都市教育委員会では、病弱特別支援学校のセンター的機能の活用を中心に、支援を進めるためのガイドブックを作成しました。ガイドブックは実際の事例を元に、関係者にとって必要な情報を検討し作成しました。
　セミナーではガイドブックのご紹介とともに、入院療養中の高校生活を支えた遠隔教育には、厳しい治療に向かう高校生の心を支える力があることをお知らせしたいと思います。

長期入院治療中の高校生への学習支援（単位取得、卒業認定）でお困りのお子さん、ご家族への参考として是非セミナーにご参加下さい。アバター関係事業者、ICT事業者、学校、医療、研究、関係省庁、地方公共団体、個人など気軽にご参加ください。