OSAKA光のルネサンス2019でiTOUR®︎を実施!temiやkubiで散策!【大阪市・大阪工業大学・iPresence】
OSAKA光のルネサンスは毎年12月に中之島の大阪市役所前から中之島公園近辺で開催されるイルミネーションイベントで、神戸のルミナリエ、嵐山の花灯路に並ぶ大阪冬の風物詩として府の内外から多くの人が来場します。
大阪市中央公会堂のプロジェクションマッピングや大阪市庁舎正面のイルミネーションファサード、3年連続で開催される台南との文化交流プログラムであるランタン、中之島バラ園のライトアップなどを楽しむことができ、2003年の初開催から年々規模が拡大するに伴い来場者も増えてます。
OSAKA光のルネサンスの来場者数は、2016年度開催が約226万人、2017年度開催は約273万人、2018年度開催は約333万人と年々増えており、経済波及効果も期待されております。しかし、元々のOSAKA光のルネサンスが17年前にスタートした当時は若手芸術家の作品を主に展示していたそうです。
その事から、文芸復興=ルネサンスと名付けられました。
中之島エリアは、大阪市中央公会堂や日本銀行大阪支店、大阪府立中之島図書館など、歴史的建築物や古くからの歴史を持ち、ホテルや国際会議場、美術館など文化的施設も多く、美しい景観に満ちたエリアです。
特に、OSAKA光のルネサンスの目玉の一つでもあるプロジェクションマッピングの会場ともなる大阪市中央公会堂は、公衆が公益的な集会を行うに適した集会施設及び市民文化の拠点として1918年に完成し、2018年に開館100周年を迎えました。
ネオルネッサンス様式を取り入れた格調高い建築で東京駅の設計者としても知られる辰野 金吾と片岡 安が実施設計を行いました。
片岡 安は明治・大正・昭和期に大阪で活躍した建築家で、今回一緒にiTour®︎を運営してくださった大阪工業大学(昔の関西工学専修学校)の初代校長・理事長でもあります。
中之島は、江戸時代に諸藩の蔵屋敷が集中し、全国各地の物資が集まる「天下の台所」として、大坂経済の中枢を担った場所でもあり、現在においても水都大阪を象徴する美しい景観があります。
iPresenceのiTour®︎ では、病院に入院されていたり、海外にいたり介護施設等に入居されていたり等の事情でご自身が外出できない方々にあたかも現地でその風景をリアルタイムで見ているかのような体験をして頂けます。
今回、遠隔ガイドとして医療現場とOSAKA光のルネサンスを繋がせて頂き、画面の向こう側には、今この時間を生きている方々がいらっしゃって、本イベントを楽しみにして下さっている方々の存在を感じる事ができました。
それは病床にあっても、健全であっても楽しい体験をしたいと言う気持ちは同じです。
「外には出られないけど、外の雰囲気を楽しみたい」と患者様。
「家族が外には出られないけど、この人と一緒にこの光景を楽しみたい」と患者様のご家族。
「いつも風景の変わらない同じ場所にいるので、気分転換させてあげたい」と医療関係者の方々。
「テクノロジーを駆使して、距離を超える体験を提供したい」と大阪工業大学の学生さんとアイプレゼンスのスタッフの方々。
今回のiTour®︎で色んな方々の想いを個人的に目一杯感じる事ができました。
今後もテクノロジーの進化により更に快適なテレポーテーション体験を提供させて頂ければと思います。何よりも今回のiTour®︎が一つの思い出として、参加して下さった方々の心に残ってくれれば幸甚で御座います。
リモートコンシェルジュ 高井 ただし