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iPresence【ハイブリッドイベント】vFairs利用事例|第7回UNWTOガストロノミーツーリズム世界フォーラム|主催者様に生の声をインタビュー!

【ハイブリッドイベント】vFairs利用事例|第7回UNWTOガストロノミーツーリズム世界フォーラム|主催者様に生の声をインタビュー!

実際に使用したvFairsのオンラインバーチャル会場

実際に使用したvFairsのオンラインバーチャル会場

iPresenceがサービス提供するオンラインバーチャルイベントプラットフォームvFairsをご利用いただいたUNWTO(国連世界観光機関)様にメールインタビュー、JCD(株式会社JTBコミュニケーションデザイン)様にはオンラインにてインタビューにご協力いただき、実際の使用感や利点、課題点などを伺いました。(以下、敬称略)
大規模な会合やVIPに向けたイベントなどで活用が期待できる、vFairsの実際の利用事例として、ぜひご参考ください。

第7回UNWTOガストロノミーツーリズム世界フォーラムの概要

vFairs会場ロビー

第7回UNWTOガストロノミーツーリズム世界フォーラムはUNWTOとBCC(バスク・カリナリー・センター)が主催しています。
今回は奈良県で開催され、日本を含む約30カ国から食と観光に携わる政府関係者ら約450人が参加しました。「女性と若者の活躍促進」や「観光地、生産者の価値向上」に焦点を当て、ガストロノミーツーリズムの成功事例や課題などを共有しました。

JCDは、2022年12月12日から15日に奈良県で開催された第7回UNWTOガストロノミーツーリズム世界フォーラムで、奈良県より受託し、全体の運営を統括しています。

<フォーラム概要>
実施日  :2022年12月12日(月)~15日(木)
場所   :奈良県コンベンションセンター他
テーマ  :Gastronomy Tourism for People and Planet: Innovate, Empower and Preserve
      (人と地球のためのガストロノミーツーリズム:革新し、活躍を推進して、維持する)
参加人数 :約30カ国、450人以上(国内約300人、海外約150人) ※オンライン参加:約125カ国、1,000人以上
主催   :UNWTO、BCCと共催
地元主催者:奈良県
後援   :観光庁

UNWTO(国連世界観光機関)のvFairsに対する所感

参加者交流ラウンジ・SNSリンク

UNWTOの担当者の方にメールでvFairsに対する所感を伺っています。vFairsのサービスや使用感、メリット、デメリット、オンラインバーチャルイベントプラットフォームに対する今後の期待など、忌憚の無い意見をいただくことができました。

iPresence担当者:
vFairsは元々ご存じでしたか?最初にサービスをご覧になった時どう思いましたか?

UNWTO担当者:
vFairsのことは知りませんでした。vFairsが提供するサービスは多くの機能を含み、とても充実しているように感じます。

iPresence担当者:
今回のイベントでvFairsを使用してみて感じたメリットやポイントはありますか?

UNWTO担当者:
まず、多言語対応であることです。そしてライブ配信や再視聴可能なアーカイブのオプションもあり、投票形式での質問も可能ですし、Webページにスポンサーのロゴを埋め込むこともできます。
他にもソーシャルメディアプラットフォームへのリンクやイベント開催前、開催中のテクニカルサポートが受けられることもメリットに感じました。

iPresence担当者:
実際に利用してみて良かった点はありますか?また対応しにくかった点はありますか?

UNWTO担当者:
vFairsは非常に良い経験をもたらしてくれました。
イベント企画は短時間での準備や調整が求められます。特に技術的な調整が必要なことに関して、迅速に回答をくれたことや行動してくれたことが非常にありがたかったです。

ただ、外装ロビーのデザインについて様々な選択肢がありましたが、今回のイベントにふさわしいデザインを見つけるのは困難でした。
開催国に合わせてデザインを変更できるオプションがあると面白いかもしれません。

iPresence担当者:
vFairsのサービスについて、ゲストや登壇者から何かフィードバックはありましたか?

UNWTO担当者:
ゲストやスピーカーからのフィードバックは特にありません。

iPresence担当者:
今後、vFairsのサービスに期待することはありますか?

UNWTO担当者:
参加者がどこからログインしているのか、オンライン参加者のコメントや会話で使われた主なキーワード、ユーザーのプラットフォーム上での平均滞在時間など、イベントにおけるレポート内容には改善の余地があると思います。

また、vFairsのプラットフォーム上で1つのボタンをクリックすれば複数のSNSアカウント(IG、Linkedin、Twitterなど)へ行けるオプションができることを期待します(※今回はLinktreeという外部サービスのおかげで実現)。

参加者交流ラウンジ・SNSリンク

iPresence担当者:
vFairsを含め世界には多種多様なバーチャルプラットフォームがあります。今後オンラインバーチャルイベントプラットフォームでやってみたいことなど何かありますか?

UNWTO担当者:
そうですね…今後ハイブリッドイベントで注目していきたいと思っていることならあります。例えばバーチャルライブストリームやイベントプラットフォームなどのシステムと、参加登録システムが統合するかどうかといったことですね。(今は別々ですから。)

iPresence担当者:
とても参考になる貴重なご意見をありがとうございました!

JCDがvFairsを最初に知ったきっかけ│聞いたときの感想は?

JCDの担当者の方にはオンラインでvFairsについてインタビューする機会をいただきました。vFairsに対する所感やオンラインバーチャルイベントプラットフォームの有用性など、ハイブリッド形式での開催が当たり前になってきている今だからこそ発生している問題や、実感を踏まえたリアルな意見をいただくことができました。

iPresence担当者:
vFairsはもともと知っていましたか?

JCD担当者:
もちろん知りませんでした。

iPresence担当者:
最初にvFairsを知ったきっかけを教えてください。

JCD担当者:
会合は今まで海外で開催されており、コロナ禍の後、なかなかリアルで開催できませんでした。
海外ではどちらかというとオンラインイベントが先行している状況もあったので、オンラインプラットフォームを活用したイベントの提案を模索していたところ、社内別部署よりiPresenceさんを紹介していただきました。

もともとはAirmeetを紹介されたのですが、iPresenceさんがvFairsと代理店契約を結んだタイミングもあって、iPresence担当者の方から「vFairsの方がいいですよ」と紹介いただいたのが今回の経緯です。

私自身は、よくあるZoomやTeamsなどのオンライン配信ツールしか使ったことがなかったので、vFairsを取り扱うのは初めてでした。当然ながら従来のオンラインツールよりはビジュアルも良いし、参加者の利便性の面では有用性もあったのでよかったなと思います。

ただ、アバター等のオプションを付けていくとどうしてもコストがかかってしまうので、コスト面の調整が正直難しい部分がありました。

vFairsを利用してみてよかった点や課題は?

投票機能画面

JCD担当者:
海外の方が盛んにチャットを使っているのを見て、オンラインツールに慣れている参加者にとって使い勝手が良かったのだろうと思いました。アンケートをとっておけば参加者のリアルな反応が分かり、もっと良かったです。

対応しにくかったことになるんですけど、今回iPresenceさんもvFairsを取扱い始めたばかりで、分からない部分も多かったと思うんですよ。そのなかで申込フォームを作るのに日本語と英語の項目を一致させないといけないとか、そのような細かい部分が分からないなかで進んでいったということでは苦労はあった思います。

ただサービス的には一斉配信も含めてiPresenceさんに対応いただけたので、UNWTO側もスムーズに進められたのではと思っています。途中でiPresenceさんにお任せした部分もあるので、あくまで所感ですけれども。

iPresence担当者:
vFairsの基本的なサービスについては問題なく対応させていただきました。1点だけ、「こういうことはできないか?」といった提案を受けて、ウェビナー画面の投票機能を追加しています。
もともとチャット機能だけだったのですが、それとは別で投票用のアンケートをとりたいという直接の要望をいただきました。それは臨機応変に対応させていただき、vFairsとは違うメンチメーター(Mentimeter)というシステムを利用して、vFairsに組み込んでアンケートを行いました。

JCD担当者:
vFairsにはもともと投票機能はなかったんですね。

iPresence担当者:
はい、vFairs自体には投票機能はなくてZoomのシステム内で使うようになります。
ただ今回はZoomの映像だけをはめこみ、Zoomとメンチメーターという別のシステムをかけ合わせて画面上に表示するという方法をとりました。
それは追加でいただいた要望なので、カスタマイズして提供した形です。

JCD担当者:
vFairsのやり方だけじゃなくて別システムのかけ合わせもできるんですね。
投票機能って結局使ったんですよね?

iPresence担当者:
はい。前回お送りしているアナリティクスのファイル内へメンチメーターのフォルダを作成しています。
投票の内容はUNWTOが選定した項目で、メンチメーターのシステムはiPresenceが選定したものです。

例えば13日の午後の部が表になっていたり、記入式の分も回答してもらったりしているので、いい結果がとれたとUNWTO側から返事をいただいています。

JCD担当者:
今度確認してみます。

iPresence担当者:
投票機能のことはけっこうギリギリになって依頼があったので、質問内容もバタバタ決めて反映させました。
インターフェース的(視聴者側)には、同じ画面に設置されていてクリックするとポンとアンケートに飛んでいけるようなものだったので、そこそこの人がアンケートに参加していただけました。

vFairsのメイン機能ではないですが、こういったかけ合わせも可能です。

vFairsを活用したことによる関係者の反応は?

配信画面の様子

iPresence担当者:
イベント関係者やゲストの方から何か反響を受けましたか。

JCD担当者:
アンケートを確認していないので、詳しくはわかりませんが、今回慣れないなかで、なんとかやり遂げたという感じはあります。
配信画面から見て接続は良好でしたか?

iPresence担当者:
自宅からテレワークで観覧しましたが、接続は良好でした。
JCD担当者:
どうしても少しタイムラグが生じることがありましたよね。

iPresence担当者:
はい。ですが概ねウェビナーで配信する内容自体は問題なく配信されていました。

JCD担当者:
ちなみに数件システムに入れないっていうお問い合わせがありましたよね。あれはどういったことだったんですか。

iPresence担当者:
アカウントの問題や、IDとパスワードが分らないといった問題でしたね。
あとメール案内を一斉送信でお送りしていたので、お客様側で受信エラーになっていたり違うメールボックスに入っていたりでメールが受け取れなかったといったことでした。
なのでウェビナーにはどこから入るんですか?という問い合わせも、同じ方からいただくという形でしたね。

JCD担当者:
なるほど、同じ方が何回も入れない状態だったので、そのような方への対策があればいいですね。

iPresence担当者:
そうですね。ログイン画面のところにパスワードを忘れた人用の設定画面があったんですけど、もともとの初期IDがわからなくて、そもそも変更できないといった問題があったかもしれません。その辺のオペレーションは分かりやすくできたらいいなと思います。

vFairsのサービスで今後期待することは?

バーチャルオーディトリアム会場

iPresence担当者:
vFairsのサービスで期待することはありますか。

JCD担当者:
今回、一部の機能しか使っていないこともあって明確にこれと言い切れない部分はありますが、できる事とできない事などサービスの全体像をより詳しく聞けると、こちらで取捨選択しながら使いやすくなるのかなと思います。今回の使い方は非常にシンプルでしたもんね。

iPresence担当者:
そうですね。もっと大規模だったり、他社の企業が入ってエンタープライズで展示会を行ったりするといった場合は、ラウンジで個別ブースを立てるような使い方も可能です。

今回はウェビナー配信に特化したシンプルな使い方でした。
他にもゲーム機能や、障がい者の方に配慮できるサービスもあるので、人を選ばずご利用いただけるプラットフォームだと思います。
今までハイブリッド形式のイベントは行っていたんですか?

JCD担当者:
はい。コロナ禍で収容人員の半分とか募集を制限していたので、どうしてもハイブリッド型が多かったですね。

iPresence担当者:
そういったハイブリッド形式をやるようになったなかで、有効だなと思ったことや大変だなと思うことはありますか?

JCD担当者:
海外から来られない方も視聴ができること、遠隔でもチャット等で何らかの関わりが持てるところは有効かなと思います。
ただ今回は食をテーマにしていて、日本・奈良の食を紹介するのも目的の一つだったので、その点で言うと様々な目的の人が参加できるというところがよかったと感じます。

一方ハイブリッドにするとコストがどうしてもかかってくるので、その辺をどう考えていくかですよね。
クライアントの中ではZoomやTeamsを普段使っているのでお金がかからないものをという声があるんですけど、やっぱり本番で安定した通信環境を設定した上で配信するのであれば、それなりに費用がかかります。

スクリーン画面だけじゃなくて、カメラを何台も設置して映した方が面白いですしね。
ただコストのバランスを今後どうしていくかが課題ですね。

ハイブリッドイベントやオンラインツールの今後の展望

iPresence担当者:
今後もハイブリッド形式が当たり前の世の中になっていくでしょうか。

JCD担当者:
そうですね、学会とかもですけど、参加しないといけないのであればハイブリッド(オンラインで)の方が参加しやすくて良いという意見がありますね。
ただオンラインは長時間の開催には向かないんじゃないかと思います。4~5時間以上となると見疲れてしまうというか、どうしても集中力がもたないことを念頭に考えていかないといけないですよね。

iPresence担当者:
今後もvFairsやAirmeetなどのオンラインバーチャルイベントプラットフォーム自体は観光事業だけではなくてハイブリッドイベントなどで有用といえるでしょうか。

JCD担当者:
そうですね。コロナの感染が落ち着いてもハイブリッドイベントという手段が主流になってくるのではないでしょうか。

iPresence担当者:
ハイブリッド形式で一番求められるものは何でしょうか。数あるイベントプラットフォームの中でクライアントさんが「じゃあこれを使おう」となる決め手があれば教えてください。

JCD担当者:
結局どこまでのレベルを求めるかによると思うのですが、単に「見れたら良い」という方もいるし、今回のように海外の方が中心であれば、オンラインに慣れている方が多いので、色んな機能を付けて更にリアルに、オンラインであっても会場にいるのと同様の感覚で会議に参加しているような雰囲気が出るようなものが求められます。

その辺が主催者の考えや判断によるのでしょうね。

iPresence担当者:
なるほど。
ちなみにJCDさんの方で「ウェビナー拝見しました」という声を頂戴したんですが、社内では結構ご覧いただいたんですかね。私のチャット対応を見たよというコメントをいただいたので、社内的にオンラインコンテンツはどのように捉えられていたのかなと。

JCD担当者:
社内では終わってからアーカイブで見た人が多いですね。リアルでは事務局でPC1台専用にしてたんですけど。
今回はこれだけのシステムでしたがこちら側は楽でした。iPresenceのみなさんにvFairsの事務局とのやりとりをしていただいたので。
ZoomやTeamsだったらそうはいかないですからね。

iPresence担当者:
お役に立てて良かったです。
この度は貴重なご意見とインタビューのお時間をいただき、ありがとうございました。

まとめ

今回はiPresenceがサービス提供するオンラインバーチャルイベントプラットフォーム【vFairs】をご利用いただいたUNWTO(国連世界観光機関)様と、JCD(JTBコミュニケーションデザイン)様に実際の使用感や利点、課題点などを伺いました。

オンライン配信とオフライン会場での開催を組み合わせたハイブリッドイベントは、新型コロナウイルス感染症により一気に拡大した背景があるため、解決すべき課題があったり慣れを必要とする場合があります。
しかしながら、AIの進化とメタバースの普及とともに、今後バーチャルイベントプラットフォームは格段にアップデートし、ハイブリッドイベントに欠かせないツールになっていくでしょう。

大規模な会合やVIPに向けたイベントなどで、最先端のサービスを提供したい、新しい試みに挑戦したい企業様や団体様にはピッタリのツールです。
オンラインバーチャルイベントプラットフォームvFairsをぜひご検討ください。

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