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iPresenceiPresenceがテレプレゼンスアバターロボットを取り扱い始めたきっかけ

iPresenceがテレプレゼンスアバターロボットを取り扱い始めたきっかけ

今回はiPresenceがテレプレゼンスアバターロボットを取り扱い始めたきっかけについて、代表のクリストファーズへインタビューした記事をお送りします。

-テレプレゼンスアバターロボットに目をつけたきっかけや理由を教えてください-

藤本 :
今回はiPresenceがテレロボを販売することになった経緯を伺いたいと思います。
よろしくお願いします!

クリス:
よろしくお願いします!

藤本 :
では早速、なぜテレロボだったんですか?

クリス:
たまたまですね。

藤本 :
たまたま?え?
たまたまでテレロボになりますか?

クリス:
いやほんとたまたまです。TEDxSannomiyaという神戸で開催されたイベントにDouble(ダブル)※を使ってアメリカからあるIT会社の社長が参加してて、そのロボットを担当したことがきっかけですね。
Double3(ダブル3)という自走式テレプレゼンスアバターロボットの初期バージョン。

藤本 :
へぇー!すごい偶然ですね!そんな出会いがあるとは。

クリス:
面白いですよね。けどその時は全然何も思わなくて。

藤本 :
え?あ、そのタイミングではなかったんですか?

クリス:
そう…というか、まぁ話すと長くなるんですけど。

藤本 :
はい!どうぞ!遠慮なくお願いします!

クリス:
まぁ自分も遠隔コミュニケーションの会社で働いてて、コミュニケーションていうのは人の根本的なニーズの一つで、衣食住と同じようなニーズだと思ってます。
人がいる限り続くニーズって言うのかな。
もし何かビジネスをするなら、そういう根本的なニーズにマッチしたビジネスをするのがいいなとは思ってました。
例えば人材ビジネスも人をリソースとして紹介するじゃないですか。業界も問わず続けられるビジネスですよね。コミュニケーションビジネスもそう。

藤本 :
なるほど。まだ色々検討してた時期だったんですね。
じゃあどうやってこの業界がいいなとか、これが当たるんじゃないかなって目論んだんですか?

クリス:
もしも将来的に何かに投資するならどこに投資しようかな、とアンテナは張ってましたね。

藤本 :
あー、なるほどですね。

クリス:
そう。それでロボット業界じゃないかなと。
ちょうどTEDxの動画もたくさん見てたんですよ。

藤本 :
へぇー。そこでロボット業界に目を付けるのがすごいですね。

クリス:
その時期ちょうどルンバが普及しきってたタイミングだったんですよ。

藤本 :
あぁ!なるほど!ルンバってそんなに前でしたっけ。

クリス:
そうなんです。本当ちょうどそのくらいの時期、ルンバが世の中で一番最初に、一般家庭に受け入れられた”ロボット”だったんです。

藤本 :
言われてみればそうですねー。すごい勢いで流行ったなって印象はあります。

クリス:
ですよね。すごいなと思いました。それと同時にルンバには乗り遅れたなと思ったんですよね。

藤本 :
おぉお…

クリス:
それで次にくるホームロボットは何だ?ってなったときに、ちょうどDoubleでアメリカからアクセスして歩き回るIT社長を見たんですよ。

藤本 :
あぁあ!ここで最初のTEDxSannomiyaの話に戻ってくるんですね!

クリス:
そうです!

藤本 :
すごい展開でびっくりしました(笑)

クリス:
びっくりですよね。僕もびっくりです(笑)そう繋がるかって。
まぁ本当ピンとはこなかったんですよ。ただそこまでの経緯があったからDoubleも一応ロボットやなって。タイヤついてるだけやけど、ロボットって言えるなって思ったんですよ。

藤本 :
一応…!(笑)

クリス:
そう(笑)日本の流行りを読むのって簡単で。欧米で流行ったものが2-3年遅れて入ってくるから。

藤本 :
確かにそうですね。

クリス:
ネットで”テレプレゼンスロボット”を調べたときに、アメリカでテレロボの会社が出てきたんですよ。そしたらCisco(シスコ)とiRobot(アイロボット)がAva(アバ)っていうテレロボを作ってたんですよね。

藤本 :
へぇー!そうなんですね。

クリス:
そう。それでITトップの会社が可能性がある分野だと思ってるってことは良いんじゃないか、って確信に変わったんです。
流行りすたりに影響されないし、人は100年後も生きてたらコミュニケーションをとってるロボットは100年後もきっとあるでしょう。
ならその2つ(コミュニケーションとロボット)を組み合わせたソリューションはアリだろうと。

藤本 :
おぉお〜!そういうことですね!

クリス:
100年後に何が流行ってるかはわからないですけど、何かしら食べて着て生きてるじゃないですか。だから長く続くんじゃないかと思って、iPresenceを作りました。

藤本 :
それでテレロボ、Doubleになったんですね。

クリス:
まぁDoubleはへんてこりんですけど(笑)コミュニケーションロボットです。
言うなればゴージャスな電話ロボットって捉え方です。

藤本 :
ふむふむ。

クリス:
今まであったテレビ会議システムや電話の市場に売れていくなら良いんじゃないかなと。新しい市場を開拓するとかじゃなくて、すでに市場があるところへ入れていこうって感じですね。

藤本 :
発想の転換というか捉え方の問題というか。なんとも面白いですね。

クリス:
そうでしょ。当時、孫さんがペッパーを20万円で販売し始めて、Doubleは35万円っていう時代背景でした。

藤本 :
おぉお〜良いタイミング。しかも本当ゴージャスな電話ですね(笑)

クリス:
本当そうですよね(笑)けどテレロボが電話に置き換わって広がっていくことで、コミュニケーションの質や幅は変わっていくし、世界も変わるでしょうから、面白いことになるんじゃないかなと思ってます。

藤本 :
本当電話に代わってテレロボがある世界線、今は斬新に感じられますけど、ルンバが普及したくらいですからね。そのうち本当にそうなるんでしょうね。
いやー面白い。まだまだこれからですね!

クリス:
ですね!iPresenceとしてはテレロボとサービスを組み合わせて、色んなことができるようにしてきてるので、多少競合が出てきてもあまり動じることはないかなと思ってますし、動じることのないように構築していきたいですね。

藤本 :
おぉお〜さすがですね。100年後どういう世界になっているのか想像を膨らませつつ、これから少しずつテレロボが電話の代わりに普及する未来にしていけたら良いですね。

クリス:
はい、頑張ります!

藤本 :
はい!お話しいただき、ありがとうございました!

クリス:
ありがとうございます!

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