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iPresenceXPRIZEへのiPresenceのチャレンジ!!第一章  『アバターロボット開発の世界コンペに応募だ!』

XPRIZEへのiPresenceのチャレンジ!!第一章  『アバターロボット開発の世界コンペに応募だ!』

こんにちは!
今回のブログは2018年から2021年の約3年間に渡り、チャレンジしたANA AVATAR XPRIZE(https://www.youtube.com/watch?v=l0ibYDxC3PU )のチャレンジについて。

iPresenceは2014年からマーケットに先駆けてコミュニケーション x ロボティクスや先端技術の分野に特化したサービスの開発や提供を行っている。そんな中、ネットでXPRIZE財団がアバターロボット開発をテーマにした世界コンペをANAがスポンサーになって開催するというニュースが目に飛び込んできた。

XPRIZE

XPRIZE


XPrizeとは人類に役立つ新技術の発展のためのコンペを企画・運営を行うアメリカの非営利団体。 XPRIZEのミッションは世界的コンペを通じて様々な個人、企業、組織が斬新なアイディアや技術を特定の課題に対して出し合い“人類の発展を助ける為の斬新なブレイクスルー“を達成すること。 過去には宇宙船を題材にしたAnsari XPrize(優勝チームの機体が2021年のVirgin Galacticの世界初の宇宙空間への有人飛行の成功に使われたのは記憶に新しい)やAI、環境保全、教育事業の為のXPrizeなどがある。

私も実際に自分ごとになるまではぼんやりとそんなコンペがあるんだという事を知ってたくらいだった。ただ、起業当初から宇宙事業にも興味があり、アバターロボットの宇宙空間や火星での利用も当たり前になると思っていた。JALがスポンサーしていた日本発の月面ローバーを開発するというHAKUTOプロジェクト(https://ispace-inc.com/team-hakuto/ )なども興味深くフォローし、結構な資金も動いているのを見ていた。そして改めて見るとそのHAKUTOプロジェクトも「Google Lunar X Prize」の一環であったことも見て、XPrizeにチャレンジする事の意味合いやそれが何につながる可能性があるのかは比較的すぐに理解できた。

今回の$10M ANA Avatar XPRIZEは技術革新による世界のつながりがより強くなるだろう未来に向けてリアルタイムで自分のプレゼンス、人の5感、動作など遠隔地に伝えることのできるAvatar(分身)システム開発にフォーカスした4年間に渡る総賞金$10M(約10億円強)の世界的コンペ。このコンペでは、「AVATARシステムとは遠隔のオペレーターが遠隔地のロボットAVATARを操作しAVATAR側の環境や人たちと折衝できるシステム」と定義し、世界中の研究チームが新たなアバターロボットを提案/開発するというチャレンジだ。

世界的コンペ:$10M ANA Avatar XPRIZE

世界的コンペ:$10M ANA Avatar XPRIZE


そこに我々は神戸の2つのITベンチャー、iPresenceとXOOMS社が起点となって応募し、ナレッジキャピタルメンバー、大阪工業大学とでチーム「XPresence」https://www.x-presence.com/ を作り、チャレンジすることになる。

初めにこのコンペの情報を見た時には世の中的にはまだまだな分野だった。ロボットといえばAIという概念が強くあり、国内ではほぼ誰もアバターロボットというものさえ聞いたことなく、XPRIZE側でもアバターロボットの定義があやふやな状態だった。自分達も小型の自走式テレプレゼンスロボット(介護施設向け自走式小型テレロボ CARE-JIRO https://youtu.be/yg-iYOJkBlo )などのプロトタイプ開発は実施していたが、財団が求めるヒューマノイド型のアバターロボットに関しては実績もなく実現できる方法もわからず、資金源もない、その状態で10億円規模のコンペにチャレンジするというのも無謀でしか無かった。だが、2014年からこの分野に可能性を見出し、起業し、挑戦してきた自分としては「iPresenceがチャレンジせずに誰がやるんだ」くらいの事を勝手に思い、それまでも幾つか小さなプロジェクトを一緒に実施したVRコンテンツ事業を展開しているXOOMSの保田社長にお声かけをさせてもらった。

アバターロボットにはロボット本体の開発と、ロボットの周辺の空間を把握しながらロボットを遠隔で操作する為のVRゴーグルなどを活用した操作インターフェースが必要になると考え、iPresenceがロボットと遠隔操作を、空間検知とインターフェースをXOOMSが開発を担当できればと漠然と感じたからだ。

2018年末の正月前後だったと思うが、保田さんは電話口で説明をした時には、「なんかよくわからんけど、クリスがやるならやるよ」と言ってくれ、申し込み費用の$1000を折半して共同で申し込んだ。。。

…次章、『チャレンジャー達が世界中からスイス、ジェネーブで集結!』に続く

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